初めての塗装 : なぜ塗装が必要?

塗装の目的は
1. 見た目を綺麗にすること
2.素材を塗膜で守り、延命させること
この2つです。

美観上を綺麗にすることはもちろん、その素材の延命を私たち職人は一番の目的とします。
塗料は空気に晒すと反応して硬化を始めます。それが膜になり、その塗膜で素材を保護します。
その塗膜は、長年の風雨や日光にさらされてやがて粉状になり流れ落ちます。
素材が剥き出しになる前に新たに塗膜を作る必要があります。
素材が風雨にさらされる状態になると、雨水などが素材に侵入し素材の交換が要されたり、その下地の木等の交換の大きな工事になることもあります。

また、窓まわりやサイディングのつなぎ目のコーキングなど弾力のあるものはやがて硬化しヒビが入り、家が数ミリ動くことで出来てしまうクラックなどからの雨水などの侵入も避けられません。
塗装をすることは外観をキレイにすることだけではなく、ヒビや剥がれを修繕し補強をしたり、雨を弾いて浸水させないよう撥水してくれたり、塗料のもつ抗菌作用によりコケやカビなどを防いでくれます。
住まいを守っている塗装は、雨や風、赤外線にさらさされています。最近の塗料は良いものからそこそこのものまで様々ですが、おおむね寿命は10年前後といわれています。

10年目あたりを目安にチェックをしておくことは、住まいを高品質に保つ意味で重要です。
また、新築後7年未満でも、その住まいの立地状況などで、塗装膜を傷める外的要因は様々ありますので、少しでもおかしいなと思われたらチェックするようにしていただくことをオススメします。

はじめての塗り替えリフォーム

外壁塗装とは素材の延命を目的とした工事。外壁や屋根の塗り替えは10年、20年前の塗膜が下地になります。

外壁、屋根の素材と密着が不十分な旧塗膜は、塗り替えをしても剥がれてしまうことがあります。
そうした場合、旧塗膜を完全に除去してから新しい塗膜を作ることが一番望ましいですが、すべての旧塗膜を除去することは住宅の場合ほぼ不可能です。

結果、外壁材や素材そのものを交換する方が費用面で安く済むこともあり、素材を守るはずの塗装工事が素材の交換を必要とさせてしまうことになります。

「安かろう悪かろう」を防ぐためにも、塗り替えの相見積りをとりましょう。

 

塗膜不良の原因は的確な下地処理が不十分であったり、使用する塗料の選択ミスであったりします。
初めての塗装に限ったことではありませんが、適切な現地調査や下地調整、下塗り塗料の選択など手間をかけないとならない箇所が必ずある為、費用に左右されない真面目な職人さんに頼むことが大切です。
塗装工事にかかるコストのほとんどは人件費、塗装作業費です。

 

はじめての塗装を考えている方は一度、フジモト建装にご相談ください!

塗装ができないケースもあります

塗装の劣化を見て見ないフリをして放っておくと・・・塗り替えが出来ない状態に!
どれも塗装をする下地(素地)が劣化しているため、塗膜が密着しません。
塗れたとしても早く剥がれが起こってしまいます。
フジモト建装では塗装不可と推定される箇所には、基材の交換や張り替えを提案させていただきます。

窯業系サイディングの腐食例

カラーベストの腐食例

こうなっては塗装をするよりより大きな金額が掛かってしまいます。
この機会に家の外壁や屋根などのチェックを行ってください。

全て見る